2011年03月10日

落胆させる記事

今日頂いたコメントを拝見し、驚きました。

これはひどすぎますね。
これが本当なら私は犬御殿が建っていることでしょう。

行政の支援がない状態で種の保存をしていくのは、
しかも個人で数十匹を飼うのは膨大な時間やコストがかかりますが、
すべて自費で行っています。
例えば10頭の犬を自宅で飼うことをイメージしてみて下さい。
ペットフード代だけみても大変なはずですよ。

実際には数十頭の琉球犬をメンデルの法則にしたがって
いろいろな色を保存しなければならず、
採算を考えたらとてもとても出来ません。
仮に月に1頭の仔犬を頒布したとしても、
年間12頭を頒布した協力金と数十頭の維持費と比べて
はたしてプラスになるでしょうか。

名無しのゴンベエさんによる三流週刊誌的ねつ造記事なのでバカバカしくて相手にしないか、
あるいは侮辱した名誉棄損で法的手続きを踏むか冷静に考えますが、しかし腹立たしいですね。
こういう人がいると思うと情けないです。


先月の2月5日(土曜、沖縄では2月19日)に、
「天才!志村どうぶつ園」に琉球犬の仔犬たちと出演させていただきました。
posted by トゥラー at 11:38| 沖縄 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 琉球犬(仔犬)の頒布 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

「愛犬ジャーナル」への“琉球犬”についての寄稿−4

今から12年前の1994年7月号から同年12月号まで、
平成6年戌年・ゴージャス特集
古いタイプの日本犬「琉球犬(いぬ)」
『君知るや うるま島の虎毛犬』
(「うるま」とは、琉球の古名です)
というタイトルで連載した記事内容を、
当時の原文のままご紹介させて戴いて居ります。

このブログで、
今までにご紹介した内容と重複するところもありますが、
ご了承下さい。

紙.jpg
1994年8月号(bS18)−1

琉球犬について
沖縄県における在来犬については、
太平洋戦争で壊滅的な被害を被り、
沖縄本島北部地域と八重山地域に
わずかに生存していた犬たちによって、
その種族の保存がなされていたが、
その確かな記録はなく、
戦前から本島北部(山原)や八重山において、
イノシシ狩に活躍しており、
現在でも、愛好家に庇護されて増えつつある。

在来犬は、
「トゥラー・アカイン」の名称で呼ばれ、
トゥラーとは、
その毛色模様から方言でトゥラーと総称されていて、
黒トゥラーは黒と茶、
赤トゥラーは茶と黒、
白トゥラーは白と黒の虎毛であり、
また、茶一色のアカイン(赤犬)がいる。

特徴としては、
性質が非常におとなしく、
犬のグループとしての狩猟に適している。

また、ストップ(全頭骨の額段部)が浅い。

これは古い時代(縄文時代)の犬の大きな特徴である。

耳はピンと立ち、逆八の字を呈し、
その左右の間隔が広く、
胸幅や胸の厚みが豊富で前駆の発達が良い。

これは狩猟のとき、
獲物との持久力を必要とするためである。

尾は差尾が多く、
前胸部の白いスポットも共通している。

嗅覚は、イノシシ狩りに使われるほど極めて鋭く、
非常に敏捷性に富み、勇敢であり、
ある個体は山に入り、
しばしば野鳥を捕らえて誇らしげに飼主に見せにくるなど、
小動物に対し、非常に敏感に反応を示す。

その反面、飼主に対しては、すこぶる従順である。

1994年8月号75頁.jpg
琉球犬のルーツは、
田名部雄一教授の調査で明らかなように、
南方アジア系の縄文時代の古い犬に属することが分かった。

このように非常に古代の遺伝形質を持った犬が、
沖縄県に保存されていたことは
貴重な生きた文化遺産であり、
今後、純粋の血液を持った琉球犬を増殖・普及して、
後世に残していく必要があるため、
有志によって平成2年4月1日に琉球犬保存会が設立され、
犬の名称も「琉球犬(りゅうきゅういぬ)」と命名された。

琉球犬保存会の会員は現在164人で、
琉球犬として認定された基礎犬が134頭もいて、
これらの基礎犬から生産された仔犬も320頭余りがいる。

琉球犬は、今や会員相互の一致協力によって、
増殖・普及がスムーズに進み、
我々の祖先が
神世の時代から守り育てて残してくれた生きた文化遺産が、
天然記念物として指定されることを待ち望まれている。



posted by トゥラー at 15:44| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞・犬専門誌など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月09日

「愛犬ジャーナル」への“琉球犬”についての寄稿−3

今から12年前の1994年7月号から同年12月号まで、
平成6年戌年・ゴージャス特集
古いタイプの日本犬「琉球犬(いぬ)」
『君知るや うるま島の虎毛犬』(「うるま」とは、琉球の古名です)
というタイトルで、連載した記事内容を、
当時の原文のままご紹介させて戴いて居ります。

このブログで、今までにご紹介した内容と重複するところもありますが、
ご了承下さい。

紙.jpg
1994年7月号(bS17)の最終回

麻布大学獣医学部 田名部雄一
筆者による遺伝子構成調査のための採血頭数は、現在まで、
山原系140頭、八重山系30頭の合計170頭である。

これを調べた遺伝子の頻度は表の通りである。
3.jpg
この成績を見ると、
琉球犬では、稜線半島の犬から流入した遺伝子と考えられる
HBA、Gmogの遺伝子頻度はいずれも極めて低く、
その他朝鮮半島在来犬に高い頻度で認められる
PoaB、GPIB、PacSなどはいずれも低い。

また、北方の犬で高く、南方で低いPtfAの頻度は、
0.221と低い。

このような遺伝子構成は、
日本犬種では、北海道犬(アイヌ犬)と類似している。

このように
日本列島最南端にいる犬と最北端にいる犬の遺伝子構成が
互いに似ていることは興味深いことである。

愛犬ジャーナル1994年7月号80頁.jpg
琉球犬の山原系と八重山系の間に
血液タンパク質の多型を支配する遺伝子頻度に
違いがほとんど認められず、
両系統が遺伝的に極めて近い犬群であると考えられる。

今回の調査を始める前に、
両群間で遺伝子の交流があったことも示されている。

しかし、外観は、毛色は両群とも虎毛で類似しているが、
八重山系の方が体格が若干大きく、舌斑の頻度が高い。

八重山系は、またストップが浅く、全て差尾で巻尾がないことから、
山原系に比べて、より原始的な形を持っている可能性もある。

このことについては、古い犬の骨との比較調査などが必要である。

いずれにせよ、
このような古いタイプの日本犬が、
琉球で発見されたことは重要である。

現在、琉球犬保存会では、
この犬の沖縄県の天然記念物に指定を受けるべく努力している。


以上で、1994年7月号(bS17)が終了しましたので、
次回は同年8月号の予定です。

posted by トゥラー at 16:27| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞・犬専門誌など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

「愛犬ジャーナル」への“琉球犬”についての寄稿−2

今から12年前の1994年7月号から同年12月号まで、
平成6年戌年・ゴージャス特集
古いタイプの日本犬「琉球犬(いぬ)」
『君知るや うるま島の虎毛犬』(「うるま」とは、琉球の古名です)
というタイトルで連載した記事内容を、
当時の原文のままご紹介させて戴いて居ります。

このブログで、今までにご紹介した内容と重複するところもありますが、
ご了承下さい。

紙.jpg
1994年7月号(bS17)の後半

麻布大学獣医学部 田名部雄一
琉球犬(りゅうきゅういぬ)は、
沖縄本島北部の山原(やんばる、名護市以北)地方と、
八重山地方(石垣島)に棲息してきた在来犬である。

地元では、「トゥラー・アカイン」と呼ばれており、
主に猟師によってイノシシ猟の猟犬として使われてきた。

「トゥラー」とは、“虎”のことで、
毛色が赤虎(黒と茶色)、黒虎(黒と灰色)、白虎(白と黒)
などの毛色のものが多いのでこの名が出た。

毛色には、このほかに赤(茶色)のものがある。
「アカイン」とは赤犬である。

沖縄県では、
縄文前期(6千年前)の渡具知東原遺跡および崎樋川遺跡、
弥生時代(2千年前)の宇堅貝塚、久良波貝塚でイヌの骨が出ている。

琉球在来犬の確かな記録はないが、
戦前から山原(やんばる)地方と八重山地方に、
「トゥラー・アカイン」と呼ばれる
特徴のある犬が飼育されていたことは確実である。

名護博物館には、昭和初期のこの犬の剥製が所蔵されている。

また、近年は、
山原(やんばる)地方に
この虎毛犬が約50頭残っていると言われていた。

そこで筆者は、
この山原地区の虎毛犬の形態と遺伝子構成について、
琉球大学農学部新城明久教授と
島袋正敏氏(当時名護博物館長)とともに、
はじめて本格的な調査を行った。

その結果、
この虎毛犬の集団の持つ遺伝子構成は、
今まで調査された日本犬種中では
北海道犬(アイヌ犬)によく似ていること、
朝鮮半島の在来犬特有の遺伝子をほとんど持たないことがわかった。

このことからこの虎毛犬は、
日本犬の最も古い型のものと考えられた。

この調査がきっかけになって、
沖縄県において在来犬の飼育・形態調査が行われると共に、
平成2年4月1日に琉球犬(りゅうきゅういぬ)保存会が設立され、
血統登録が始まった。
(会長新垣義雄氏:
沖縄県食肉衛生検査所第一課長、前沖縄県動物管理センター所長)

琉球犬には、山原(やんばる)系と八重山系があり、
平成4年3月現在の血統登録頭数は、242頭である。

琉球犬の形態調査は新垣義雄氏によって行われた。
.jpg
これによると、
体高は、
・ 山原系雄 46.3cm、同雌43.4cm
・ 八重山系雄49.6cm、同雌47.3cm
体長は、
・ 山原系雄 49.6cm、同雌47.3cm
・ 八重山系雄54.7cm、同雌50.9cm
体重は、
・ 山原系雄 14.7s、同雌12.9s
である。

この成績は北海道犬と似ており、中型犬に属する。
琉球犬の特徴.jpg
毛色は、
・ 赤虎62.5%
・ 黒虎23.4%
・ 白虎 6.3%(虎毛合計92.2%)
・ 赤  7.8%
で、圧倒的に虎毛が多い。

また、胸に白い毛のかなり大きい斑がある。

舌斑は全体の8.7%に見られたが、
八重山系23.3%、山原系2.7%である。

狼爪を持つものは、全体では15.0%であるが、
八重山系では23.3%と高く、山原系では12.6%と低い。

尾は、全体では差尾は92.5%(巻尾は7.5%)で、
八重山系では差尾は90.3%(巻尾は9.7%)であった。

耳は95.3%は立ち耳で、耳垂れは4.6%であった。

毛は短い。

ストップは、他の日本犬に比べてかなり浅く、
浅くほとんどないもの50.0%、
中間のもの37.5%、深いもの12.5%であった。

吻(ふん、「=口の長さ」)も、長いものが73.4%と多い。

胴は長いものが多い。


さらに続きますが、次回にさせて戴きます。

posted by トゥラー at 23:43| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞・犬専門誌など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

「愛犬ジャーナル」への“琉球犬”についての寄稿−1

「愛犬ジャーナル」という月刊誌の特集記事に、
“琉球犬”について寄稿したことがあります。

今から12年前の
1994年7月号から同年12月号まで連載して戴きました。

タイトルは、
平成6年戌年・ゴージャス特集
古いタイプの日本犬「琉球犬(いぬ)」
『君知るや うるま島の虎毛犬』 (「うるま」とは、琉球の古名です)
でした。

記事内容を、当時の原文のままご紹介させて戴きます。

このブログで、
今までにご紹介した内容と重複するところもありますが、
ご了承下さい。


紙.jpg
1994年7月号(bS17)

はじめに
犬は最古の家畜であり、その祖先はオオカミだと言われている。

その家畜化は、かつて2万年前と推定されてきたが、
近年より古い骨の発見によって、
3万5千年〜3万8千年までさかのぼることがわかった。

犬の祖先であるオオカミの社会は一夫一妻制の家族が中心であり、
年長のオスがボスとなる。

これは人の社会と全く同じであり、
オオカミが家畜化された犬は、人の家族に完全にとけ込める。

そこで犬は人にとって唯一の
伴侶動物(コンパニオン・アニマル)となることができた。

これは同じく伴侶動物とされる猫の場合と全く異なっている。

猫は元来、孤独生活をするので、
人と完全なコンパニオンにはなれない。

人を喜ばすことを自己の最高の喜びとする動物は、
人以外には犬だけである。

したがって、太古から犬は人と共に移動した。

そこで、古くからいる犬の遺伝子を調べることにより、
犬を伴なってきた人の移動経路を明らかにすることが可能である。

琉球犬のルーツは、
麻布大学獣医学部の田名部雄一教授の遺伝学的調査によると、
アイヌ犬、台湾在来犬と遺伝子構造が近く、
南方アジア系の縄文時代の古い犬に属する、とされている。

日本在来犬のうち、
日本最南端に棲息する琉球犬と
北端に飼われている北海道犬(アイヌ犬)の遺伝子構成が近く、
また、本州、四国、九州などに飼養されている在来犬の遺伝子には
朝鮮半島に由来する遺伝子が多く含まれていることがわかった。

最近の研究によると、
韓国の珍島犬、済州島犬に高い頻度で見出される
「H6A(ヘモグロビンA)」、
「Gmog(ガングリオシドモノオキシゲナーゼg)」遺伝子は、
朝鮮半島内部にいる在来犬サプサリや
ニブヒ族の所有する北サハリン在来犬、
モンゴル在来犬など高い頻度で見出された。

これらのことは、
日本犬の成立には二重構造があり、
まず始めに、南アジアから琉球列島を通って北海道に至る日本列島に、
古い犬(琉球犬)が人とともに渡来し、
次に新しい犬(弥生犬)が、新しい渡来民とともに
東北アジアから朝鮮半島を経由して我が国に入った。

しかし、北海道や琉球列島(特に沖縄本島以南)では、
この新しい犬との混血は少なかった。

これは日本人の二重構造による成立、
すなわち1万2千年前からの古代モンゴロイドに属する経文人と、
2300年前からの新モンゴロイドに属する弥生人
ならびに1700年前からの古墳時代人の
日本列島への移住と関連すると考えられる。

つまり古い型の犬は、南アジアから入った縄文人が連れて来た犬であり、
新しい型の犬は、東北アジアから入った弥生人や古墳時代人の
連れて来た犬であると推定できる。

縄文人は家畜として、犬しか所有していなかった。

鶏や豚は弥生人がもたらし、
牛や馬は、古墳時代人が日本にもたらしたものである。

したがって、
琉球列島にいる在来犬である「琉球犬」は、
我々日本人の持つ貴重な遺伝遺産であり、
また、我々の祖先を探る重要な生物資源でもある。

愛犬ジャーナル1994年7月号78・79頁.jpg


長くなりますので、1回目の後半は次回に書かせて戴きます。

posted by トゥラー at 20:05| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 新聞・犬専門誌など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月28日

琉球犬との関わり

“トゥラー”、“アカイン”は古来沖縄に生息していた在来犬です。

縄文人と共に、沖縄〜本州〜北海道まで生息していた縄文犬の
遺伝因子を残しているのが琉球犬と北海道(アイヌ)犬なのです。

平成2年4月1日に琉球犬保存会が発足したのですが、
それと同時に、
沖縄の在来犬の名称を“琉球犬(いぬ)”に統一したのですから、
最も古い犬でありながら、新しい犬の名称でもあるのが
“琉球犬”ということになります。

昔から沖縄本島北部地域と八重山地域においては、
イノシシ狩りに活用され、また家庭犬や番犬として利用されてきました。

060228琉球犬の仔犬たち.jpg
私が琉球犬と関わったのは、
私が沖縄県の動物管理所(現・動物愛護センター)に
勤務中(昭和61年4月〜平成4年3月)に、
愛犬家の方たちから
「“トゥラー”を保護しないと絶滅してしまう」
という提言が何度もあって、
私自身もその必要性を感じてからのことです。

犬を保護して増殖、普及させるための任意団体の組織作りなどは、
当時、犬行政の立場にいる私が矢面に立って動くことが
最も都合が良いことでした。

動物管理所に持ち込まれる犬の中には、
まれに虎毛の犬がいましたので、
それを所要の手続きに従って、
愛犬家に譲渡していきながら保護していったのが、
琉球犬との関わりの始まりで、
“アカイン”はその後のことになりました。

posted by トゥラー at 13:50| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球犬保存会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

「どうぶつ奇想天外!」出演の思い出

TBSテレビの「どうぶつ奇想天外!」に、
琉球犬の成犬オス1頭と仔犬6頭と共に出演したことがあります。

当日のタイトルは『琉球の大自然〜謎と神秘の島々』で、
9年前の平成9年7月12日に放送されました。

どうぶつ奇想天外!.jpg
当時の司会は、みのもんたさんと、雨宮塔子さんのコンビでした。

同年6月に、琉球犬の分娩シーンを収録するために、
ディレクター、カメラマン、番組担当者の3名のスタッフが、
犬舎横にある私のブリーディングセンターの事務所で
24時間2週間も監視態勢をしてチャンスを待っていました。

出産間近のメス犬に気を遣いながら、
事務所の窓から大型カメラ1台、
マイクロカメラ4台で撮影を続けていました。

その時に産まれた仔犬6頭が出演したのです。

スタジオでは、琉球犬についての放映や紹介と、
琉球犬にまつわる問題をパネラー陣にクイズ形式で進行していましたが、
私から直接「問題」も出させて戴きました。

問題は、
「ふつうの犬になくて、琉球犬にあるものは何でしょうか?」
というものでした。

パネラーの解答はいろいろ出ましたが、正解はありませんでした。

この問題の正解は『狼爪』です。


番組の収録後、TBSの職員から「仔犬を欲しい」という申し出があって、
6頭の仔犬のうち2頭はその場で差し上げましたので、
仔犬4頭と成犬オス1頭で飛行機で沖縄に帰ってきました。

テレビで放映が終了してから、わずか15分後に、
どこで調べたのかわかりませんが、
大分県佐伯市の永元様から自宅に電話があり、
番組に出演した仔犬の中から
「あの仔犬が欲しい」
という申し出がありました。

「アカイン(赤犬)のメス」だと言いましたら、
「メスでも良いから、是非譲って欲しい」
ということでしたので、譲渡したのですが、
それから現在まで友好的にお付き合いを続けさせて戴いています。

当時の仔犬も、もう9歳ですから、人間に換算すると、50歳代になりました。


posted by トゥラー at 13:42| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞・犬専門誌など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

「南大東島犬(大東犬)」について

「特定の地域のみに以前から生息する犬」を
“地犬(じいぬ)”と呼ぶのですが、
そういう意味では、琉球犬も“地犬”になります。

沖縄には、この琉球犬以外にも、
南大東島に「南大東島犬(大東犬)」という犬がいました。

正確には「いました」という過去形には断定できないのかもしれませんが、
最近では見聞きしなくなりましたので、
絶滅している可能性が高いと思っています。

実は、20年位前に私も飼っていたことがあります。

当時でも、5頭くらいしかいない希少種でした。

犬の形は、毛長で、脚が短く、琉球犬とは全く違うタイプでした。

残念ながら、画像はありません。

「約120年前に、八丈島に行った移民開拓団の一部の人が戻ってきて、
その時にダックスフンドのような、毛長で、脚が短い犬を近親交配させた、
まだ歴史の浅い、新しい犬」
だと岐阜大学の田名部雄一先生が言われていました。

田名部先生の話では、
・柴犬に近い日本犬型で、毛長、脚が短いもの
・西洋犬と雑種化したと思われる小形で、毛長、脚が短いもの
という、
「南大東島犬(大東犬)」には2種類のタイプがいるそうですが、
系統繁殖や保存はなされていない、ということでした。

東京の渋谷駅前の忠犬「ハチ公」は秋田犬、
東京の上野駅に隣接する上野公園には西郷隆盛の銅像があり、
その犬は薩摩犬ですが、
明治時代から西洋犬が輸入され始め、純粋な日本犬は少なくなっています。

これから犬を飼われる人には、
ぜひ日本の“地犬(じいぬ)”を見直してほしいと思うのです。

「南大東島犬(大東犬)」は“琉球犬”とは全く違うのですが、
沖縄の“地犬(じいぬ)”という広義の意味で、
「琉球犬の種類」のカテゴリーに入れておきました。


posted by トゥラー at 10:35| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 琉球犬の種類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月25日

琉球犬の種類〜「ゴマ」

“琉球犬”として認定されている以下の5種類、
「赤トゥラー」
「白トゥラー」
「黒トゥラー」
「アカイン(マスク)」
「アカイン(ゴールドアイ)」
は、すでにご紹介した通りです。

これらの純血同士を配合すると、
アイボリー


・ ゴマ
という、
上記に当てはまらない毛色が出現することが分かってきました。

琉球犬保存会で、現在「非認定」となっている、
これらの毛色の犬も“琉球犬”として『認定』されるように
図ってゆきたいと考えています。

060225琉球犬「ゴマ」の仔犬1.jpg
今日は「ゴマ」をご紹介します。

060225琉球犬「ゴマ」の仔犬2.jpg
この「ゴマ」は、
私が琉球犬に15年関わって
今までに2頭しか出現していない希少な毛色です。

060225琉球犬「ゴマ」の仔犬4.jpg

060225琉球犬「ゴマ」の仔犬3.jpg

琉球犬の種類としては、今回が最終回です。

明日は、琉球犬ではないのですが、
沖縄の「大東犬」の話をする予定です。

posted by トゥラー at 12:37| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 琉球犬の種類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

琉球犬の種類〜「黒」

“琉球犬”として認定されている以下の5種類、
「赤トゥラー」
「白トゥラー」
「黒トゥラー」
「アカイン(マスク)」
「アカイン(ゴールドアイ)」
は、すでにご紹介した通りです。

これらの純血同士を配合すると、
上記に当てはまらない毛色が出現することが分かってきました。

琉球犬保存会で、現在「非認定」となっている、
これらの毛色の犬も“琉球犬”として『認定』されるように
図ってゆきたいと考えています。

060224琉球犬「黒」3.jpg
今日は「黒」をご紹介します。

060224琉球犬「黒」2.jpg
「黒」は単色でで出現しました。

060224琉球犬「黒」1.jpg
この「黒」は、私が琉球犬に15年関わって初めて出現した希少な毛色です。

posted by トゥラー at 11:18| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 琉球犬の種類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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