2006年02月03日

“琉球犬”の血液検査からみた特徴〜その1

060203琉球犬ー白.jpg
本日以降、数日は「血液検査の結果」を分けて記述しますが、
専門的用語が飛び交い意味不明と思われる方が多いと思いまので、
面白くないと思う人はご遠慮なくこのセクションは飛ばしてしまって下さい。

“琉球犬”の血液の遺伝学的結果については、
1歳以上の64頭について、
採血後血漿(けっしょう)と血球に分離してマイナス40度で保存し、
岐阜大学に16項目について検査を実施依頼し、
“琉球犬”の血液蛋質多型を支配する遺伝子構成と遺伝子頻度を
以下のようにまとめました。

遺伝とは、
親の形質(色,形,大きさ,性格)が子に伝わること(遺伝形質)で、
・ メンデル第一法則(メンデル優性の法則)
・ メンデル第二法則(独立組み合わせの法則)
・ メンデル分離の法則
・ メンデル独立の法則
から、“琉球犬”の遺伝を解明できるのです。

以下の1〜16までの項目は「遺伝子座(いでんしざ)」です。
「遺伝子座」とは染色体やゲノムにおける遺伝子の位置のことを言います。
英語などではLocusと呼び、これはラテン語で場所を意味する単語です。

A、B、C、D、E、F、O、Sはイヌの遺伝子型です。
「遺伝子型」とは、
ある生物個体の表現形質に対応する遺伝的背景の型のことを言います。
一般にどんな対立遺伝子がどのような組み合わせで存在するかを表しています。

小数点以下の数字は遺伝子頻度です。


1.血漿プレアルブミン(Pu-1)
・ A:0.424
・ B:0.576

2.血漿アルブミン(Alb)
・ F:0.229
・ S:0.771

3.血漿ポストアルブミン(Poa)
・ A:0.374
・ B:0.288
・ C:0.338

4.血漿ポストアルブミン‐3(Poa-3)
・ A:0.824
・ B:0.176

5.血漿プレトランスフェリン(Plf)
・ A:0.222
・ O:0.778

6.血漿トランスフェリン(Tj)
・ A:0.000
・ B:0.579
・ C:0.385
・ D:0.035
・ E:0.000

7.血球ヘモグロビン(Hb)
・ A:0.050
・ B:0.950

8.血漿アルカリ性ホスファターゼ(Akp)
・ A:0.918
・ B:0.082
・ C:0.000

9.血漿エゼリン抵抗性エステラーゼ(Es)
・ A:0.117
・ B:0.765
・ C:0.117

10.血漿ロイシンアミノペプチダーゼ(Lap)
・ A:0.782
・ B:0.218

11.血球エステラーゼ‐2(Es−2)
・ F:0.599
・ S:0.401

12.血球エステラーゼ‐3(Es―3)
・ A:0.100
・ B:0.500

13.血球グルコースホスフュイトイソメラーゼ(GPI)
・ A:0.950
・ B:0.050

14.血球テトラゾリウムオキシダーゼ(To)
・ A:0.991
・ B:0.009

15.血球ホスファターゼ(Pac)
・ S:0.012
・ F:0.988

16.血球ガングリオシドモロオキシゲナーゼ(Gmo)
・ a:0.967
・ g:0.033

posted by トゥラー at 15:27| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 琉球犬の特徴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 琉球琉球(りゅうきゅう)は、かつて沖縄島を中心に南西諸島の大半を占めた地域。薩摩藩の侵攻を受けるまでは、日本から独立した王国(琉球王国)であり、中国の冊封国であった。その領域は現在の沖縄県だけでなく鹿..
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