2006年02月12日

「琉球犬保存会」発足から、県の天然記念物指定までの流れ〜最終回

沖縄県の天然記念物指定
平成6年が戌年ということもあって、
この年に県に対して天然記念物指定に係る申請手続きをするために
保存会が一丸となり、調査を進めてきました。

膨大な調査資料に基づき、
当時の会長である私が提出資料や申請書類を作成し、
保存会会長名で、同年12月に県の教育長文化課に申請したのです。

翌年平成7年11月29日の県教育委員会で
「天然記念物指定について」審議
され、
承認を受けることが出来ました。
正式決定日は平成7年12月22日のことでした。
PDF資料15ページ目、16天然記念物のbP6参照

天然記念物指定では
「飼主+犬」がペアーとした“認定犬”となって、
所有者の移動が禁止され、
その子や孫は天然記念物指定犬として移動が許されたのです。

posted by トゥラー at 12:51| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄県の天然記念物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月11日

「琉球犬保存会」発足から、県の天然記念物指定までの流れ〜その4

060211琉球犬.jpg

保存会結成4年後の平成5年度の重点事業
基礎犬は134頭の子や孫から468頭が生産されました。
会員数も165名になりました。

琉球犬の保存と増殖、普及も順調に進み、
会員数が着実に増えて底辺が拡大し、
会員相互の親睦と組織の充実を図るため、
平成5年度の重点事業を以下のように実施しました。

1.琉球犬の天然記念物指定について
・ 翌年の平成6年が「戌年」に当たることで、
  それまでの基礎調査資料を整備して、
  沖縄県の天然記念物指定に向けて会員一丸となってまい進しました。

2.琉球犬計画交配の推進について
・ 沖縄県における純粋琉球犬の維持及び確保を図るため、
 琉球犬の実態を掌握し、系統調査による優良系統間の適性交配を推進し、
  純粋種犬の生産を促進することにより、
  純粋琉球犬の保存、増殖を図りました。

3.琉球犬血統の登記、登録
・  昨年に引き続き琉球犬保存犬の基礎犬群の血液検査と認定審査を行い、
   その結果琉球犬血統書を交付しました。
・ 前年度に生産された仔犬と、
  平成5年12月末までに生産された仔犬とを合わせ、
  468頭に仔犬登記の発行をしました。

4.琉球犬展示会
・ 第4回琉球犬展示会を会員が飼養している琉球犬を
  1人1頭以上出展して平成6年3月に実施しました。

5.繁殖牝犬助成費の支給
・ 琉球犬繁殖牝犬の管理者に対する助成費として、
  会員の分娩させた母犬に対して、1回の分娩につき、
  一律5,000円に増額しました(昨年度は3,000円)。

posted by トゥラー at 07:43| 沖縄 ☔| Comment(2) | TrackBack(1) | 沖縄県の天然記念物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月10日

「琉球犬保存会」発足から、県の天然記念物指定までの流れ〜その3

060210琉球犬ー赤犬.jpg

保存会結成3年後の平成4年度の重点事業
基礎犬は134頭を認定し、
さらにこれらの基礎犬から230頭余りが生産されました。
会員数も133名になりました。

1.琉球犬計画交配の推進について
・  沖縄県における純粋琉球犬の維持及び確保を図るため、
   琉球犬の実態を掌握し、系統調査による優良系統間の適性交配を推進し、
   純粋種犬の生産を促進することにより、
   純粋琉球犬の保存、増殖を図りました。

2.琉球犬の調査
・  昨年に引き続き県内に飼養されている
   琉球犬の基礎犬の掘り起こしを実施しました。

3.琉球犬血統の登記、登録
・  昨年に引き続き琉球犬保存犬の基礎犬群の血液検査と認定審査を行い、
  その結果琉球犬血統書を交付しました。
・ さらに、仔犬の登記補助登録も実施しました。

4.琉球犬展示会
・ 第3回琉球犬展示会を会員が飼養している琉球犬を
  1人1頭以上出展して実施しました。
・ 出展頭数は83頭でした。

5.琉球犬を沖縄県の天然記念物指定に向けて
  調査資料の整備を行いました。

6.繁殖牝犬助成費の支給
・ 琉球犬繁殖牝犬の管理者に対する助成費として、
  会員の分娩させた母犬に対して、
  1回の分娩につき、一律3,000円を
  平成4年4月1日以降に離乳する犬に支給することにしました。


今日の画像は、アカイン(赤犬)です。

糸満市の宮平牛乳様から、週に1,2度牛乳を頂き、
パンの耳や大豆カス(おから)なども食品工場から頂いて、
それらの食品残さを発酵させた自家製ドッグフードを毎日与えています。

沖縄県で最も優れた畜産研究者らと共に、
犬に100%安全で、しかも犬が必要としている栄養素で構成する
固形のドッグフードを現在研究中です。

その試作品が今月末〜来月初旬には出来る予定なので、
早速当センターでテストすることになっています。

このドッグフードの特徴は、
沖縄の焼酎「泡盛」のカス(カシジェー)を配合するところにあります。

泡盛カスを絞った液体が「もろみ酢」で、カシジェーはその残りカスです。

クエン酸の固まりのようなもので、
アミノ酸20種類のうち19種類を豊富に含む
“健康食品”のようなものなのです。

これに主成分の穀物と、他の天然の栄養素を含めて発酵させたもので、
余計で粗悪な添加物類は一切配合しませんから、当然吸収率も良くなります。

「琉球犬に安全で健康に配慮したドッグフードを与えたい」
というところからスタートしたのですが、
もちろん琉球犬に限らず全ての犬に使えますから、
この研究過程もお話できる範囲でご紹介するつもりで居ります。

posted by トゥラー at 11:12| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄県の天然記念物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月09日

「琉球犬保存会」発足から、県の天然記念物指定までの流れ〜その2

060209琉球犬の仔犬.jpg

保存会結成2年目の平成3年度の重点事業
基礎犬も64頭を認定し、さらにこれらの基礎犬から50頭余りが生産されました。
会員数は初年度の23名から62名になりました。

1.琉球犬計画交配の推進について
・ 沖縄県における純粋琉球犬の維持及び確保を図るため、
琉球犬の実態を掌握し、系統調査による優良系統間の適性交配を推進し、
純粋種犬の生産を促進することにより、
純粋琉球犬の保存、増殖を図りました。

2.琉球犬の調査
・ 昨年に引き続き県内に飼養されている
琉球犬の基礎犬の掘り起こしを実施しました。

3.琉球犬血統の登録
・ 昨年に引き続き琉球犬保存犬の基礎犬群の血液検査と認定審査を行い、
その結果琉球犬血統書を交付しました。
・ さらに、仔犬の登記補助登録も実施しました。

4.琉球犬展示会
・ 第2回琉球犬展示会を会員が飼養している琉球犬を
  1人1頭以上出展して実施しました。
・ 出展頭数は72頭でした。

5.その他
・ 県獣医学会で発表
  昨年、琉球犬の調査認定した64頭について、
  その特徴、体型等について、県の獣医学会で発表しました。
・ 琉球犬審査基準の作成
  1月27日に記述した「“琉球犬”審査基準の13項目」です。
・ 特別講演
  麻布大学の田名部雄一博士の特別講演を実施しました。
  演題「犬から探る日本犬のルーツ」

posted by トゥラー at 09:25| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄県の天然記念物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

「琉球犬保存会」発足から、県の天然記念物指定までの流れ〜その1

060208琉球犬の仔犬.jpg
「琉球犬保存会」は今から16年前の平成2年4月1日に、
会員23名、琉球犬36頭でスタートしました。

会員の一致団結によって、
「琉球犬の保存と増殖、普及」を旗印に掲げ、
会員相互の親睦と組織の充実強化を図り、
私が初代会長に就任したのです。

「琉球犬保存会」発足から、
県の天然記念物指定までの流れを何回かに分けて
簡単にご紹介しておきます。


保存会結成の平成2年当時の重点事業
1.琉球犬の調査
・ 県内に飼養されている琉球犬の基礎犬群の実態調査を実施しました。

2.琉球犬予備登録
・ 琉球犬保存会の基礎犬群の血液検査を行い、
  その結果により予備登録を実施しました。

3.琉球犬展示会
・ 第1回琉球犬展示会を実施しました。
・ 出展犬数は51頭でした。

4.特別講演
・ 岐阜大学の田名部雄一博士の特別講演を行いました。
・ 演題「琉球犬の調査結果について」


posted by トゥラー at 15:32| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄県の天然記念物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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